日常

お正月によく食べるお餅!〜服や食器にこびりついたらどうやって落とす?〜

今年もあと数日…もうすぐ新しい年が明けようとしています。

この時期に”こびりつく白いもの”といったら…。

なんとなくこの時期がくると食べ、また食べる機会も増えるそうお餅です。

服や食器についてなかなか落ちないお餅の簡単な落とし方をお伝えします。

なぜお正月にお餅を食べるの?

お正月にお餅を食べるのは、平安時代に宮中で健康と長寿を祈願して行われた正月行事「歯固めの儀」に由来するそう。

もともと餅は、ハレの日に神様に捧げる神聖な食べ物でした。

また餅は長くのびて切れないことから、長寿を願う意味も含まれています。

また、お餅の原料となるのはもち米です。

日本で神聖な作物とされている””をつき固めたお餅には米のパワーが凝縮されているので、昔からお餅を食べると力がつくと考えられてきました。

力うどんがなぜ「」なのか…力のつくお餅が入っているという理由からきているんですね。

「力うどん」と聞くと、真っ先にあのカップうどん…白いちからもちが浮かぶのですが、共感していただける方いらっしゃいますでしょうか。

そして、その年の豊作や幸せを司る歳神様の魂が宿るとも考えられてきました。

お正月は歳神様をお迎えし、幸福をもたらしてくださるように祈願する行事。

お正月にお餅を食べることは、そこに宿った歳神様の魂を頂戴し、新年の魂を授けていただくという意味があるそうです。

ここでの魂は生きる力で、新年の生きる力をいただくということのようです。

なんとなくこの時期がくると食べていた餅も、餅に込められた意味を考えながら食べることでさらに美味しく食べられそうですね!

服やこたつ布団にこびりついてしまった餅…どうやって落とす?

昔に比べると餅つき風景を見ることが少なくなってきているように思いますが、学校や新年のイベントで餅つき大会など、まだまだ行っているところはあるようですね!

餅つきで服に餅がついたり、食べこぼしてしまったり…また、ご自宅でお餅を食べている時にこたつ布団にこぼしてしまったり…。

そのまま洗濯機で洗っても残ってしまうこともあります。

そして、服などにこびりついたお餅は固まってしまうとさらに落ちにくくなってしまいます。

これを解決してくれるのは「お湯」です!

餅がついた部分を、お風呂の温度くらいのお湯に10分ほどつけておけば柔らかくなってくれるので、少し揉み込んだり、爪でやさしくこすれば取ることができます。

範囲が広い場合はブラシでやさしくこすってみてください。

その後、洗濯機で洗います。

こたつ布団は大きいのでつけておく作業は難しいですよね。

部分洗いが出来そうな場合は、お湯をかけてお餅が取れるまで揉み込んでみてください。
洗えない場合は、熱いお湯で濡らしたタオルで何回かつまむように拭いてください。

ここで、餅と一緒に付いてしまったタレの汚れ(砂糖醤油編)の落とし方も見ていきましょう。

服やこたつ布団につけてしまった甘だれ「砂糖醤油」どうやって落とす?

放置せず早めに、食器用洗剤で部分洗いをしましょう。

汚れに食器用洗剤をつけて揉み込み、水で洗い流します。

醤油は水溶性で水に溶けやすい性質を持っているため、水と洗剤で落とすことができます。

時間が経ち固まってしまった場合、ぬるま湯をかけることで固まった砂糖は溶かすことができますが、汚れが繊維に染み込みシミが残ってしまうことも…。

洗剤で落ちない場合は、漂白剤でつけ置きします。

「あんこ」のシミも同様に水と食器用洗剤で落とすことができますよ。

※酸素系漂白剤は色柄物にも使用できますが、洗濯表示をチェックし、漂白NGの場合は避けましょう。

※水洗いNGの衣類やデリケート素材は風合いが変わってしまうこともあるため、クリーニング店へ持ち込みましょう。

※固まった汚れなど、お湯は服の汚れを落とすために活躍してくれる場面が多々ありますが、熱すぎるお湯は縮みや色落ち、生地を傷めてしまうことになるのでぬるま湯を使用しましょう。

こたつ布団の場合、洗剤をよく拭き取ったあとはドライヤーで乾かしましょう。

シーズンが終わったらクリーニング店へ持ち込み、きれいな状態での保管をおすすめします!

必要に応じて、以前ご紹介させていただいた”魔法水”でのシミ抜き方法もあるので参考にしてみてくださいね。

ご家庭でもコツを抑えて簡単にシミ抜き〜使用するのは魔法水!!〜 前回は外出先でシミを付けてしまった際の応急処置についてご紹介しました。シミは時間の経過と共にどんどん落ちにくくなっていきます。そのため...

食器にこびりついた餅はどうやって落とす?

お餅を食べた後の食器や箸の先にこびりついて取れない固まり…洗い落とすのが大変だったことはありませんか?

お餅を食べた後、とりあえず食器を水につけておいただけでは結局そんなに落ちずに、最後は力ずくでこすって落とすことに…。

毎年食器洗いには苦戦していましたが、簡単に落とせる方法がありました!

「食器にこびりついたお餅」を落とす方法

お餅を簡単に落とすには、「お湯」と「重曹」を使います。

1. お餅がついた食器をお湯につける

2.数分置き、重曹をふりかけたスポンジでこする

頑固なお餅がスムーズに洗い落とせます!

お湯につければ重曹がなくても落ちやすくなりますが、より簡単に落としたい方は重曹を使うと◎

鍋を使った方法もあります!

シンクに他の食器が山になっていて、つけ置きするスペースがないといった場合は大きな鍋に入れて温める方法も。

鍋を使った方法

1.鍋に水、食器、重曹を少し入れ沸騰させる

2.少し冷ましたところで、スポンジでこする

他の食器洗いと並行してできるのでこちらの方法もおすすめです。

使用した重曹はお餅を落とす以外にも、油汚れや、皮脂汚れ、焦げ付き落としなど、いろいろな使い道があります。

ナチュラルクリーナーである重曹は小さな子どもやペットのいるご家庭でも安心して使用することができ、何かと役立つアイテムですよ。

おまけ

”お正月太り”という言葉があるように、この時期はどうしても体重が増加しがち…。

あんこ、きなこ、砂糖醤油、お餅の食べ方がパターン化しがちですが、ちょっとアレンジしてみたくなったら…食べ過ぎが気になりだしたら…からだに優しいこんな食べ方もあるのでご紹介します。

食べすぎると太ると言われる餅。まずは気になる餅のカロリーから!

丸餅1個約80kcal、切り餅1個約120kcal

ごはんと餅のカロリーを比較すると、100gあたり餅は233kcal、ごはんは156kcalで、餅はごはんの1.5倍カロリーが高いということになります。

ここにあんこが加わったら…。

ついつい一度に何個も食べてしまう餅ですが、こう見るとちょっと気にしようかなという気持ちにもなりますね。

ご飯代わりとして、切り餅なら2個丸餅なら3個までなら○

そして、一緒に食べるものをこんな風に変えてみると○

・具沢山のお雑煮にする…これなら栄養バランスもGOOD

・大根おろしや納豆と一緒に食べる
 餅+納豆 消化吸収をサポート
 餅+大根おろし 糖質の代謝を促進

時々からだに優しい食べ方を取り入れると「餅…食べすぎてしまったな…」という気持ちも少しは軽減されるかもしれません!

以上、おまけの情報でした。

まとめ

服についた餅は”お湯”、砂糖醤油が付いてしまった時は”食器用洗剤”、食器についた餅は”お湯+重曹”で落としやすくなります。

手間もかからず、意外と簡単に落とすことができるので、早速試してみてくださいね。

お餅のパワーで新年も健康に楽しく過ごしましょう‼

良いお年をお迎えください☺ 

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