洗剤

第3の洗剤「ジェルボール」~ほかの洗剤との違いを解説~

以前、粉末洗剤と液体洗剤の記事を出した際「ジェルボール」という名前を出しました。

CMでもおなじみのジェルボール洗剤ですが、他の洗剤と何が違うのでしょうか?

実はすごい効果を持っているのをご存じない方も多いと思います。

今回はそんなジェルボール洗剤について詳しく解説していこうと思います。

使ってみようか悩んでいる方も是非ご覧ください!

粉末洗剤と液体洗剤はどっちがおすすめ?~使い分け方や特徴をまるっと解説~ 日常生活の中で毎日欠かさずに行うことの中に洗濯があると思います。洗濯に欠かせないものと言えば…そう、洗剤です。ですが洗剤にも液体や粉末...

特徴

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第3の洗剤とも呼ばれるジェルボールは、粉末洗剤や液体洗剤に次いで新しく作られた洗剤です。

このジェルボールは「P&G」が独自の技術で開発した洗剤で、液体洗剤を水に溶ける特殊なフィルムで包んだボール状の洗剤です。

洗濯1回分の液体洗剤が1つのジェルボールにまとめられているので計量の手間なく洗濯機へポンと入れるだけでいい優れものとなっています。

3種類の有効成分を分けてフィルムに包んでいるので、効果を打ち消しあうことがないのです。

また、空気に触れることもないため劣化しにくく、いい状態を長く保つことができます。

中の洗剤は通常の液体洗剤とは違い、金属イオン封鎖剤が含まれています。

この成分が含まれることにより洗剤の泡立ちが良くなります。

製品によっては柔軟剤も含まれているものもあり便利です。

縦型洗濯機、ドラム式洗濯機問わず使用できるのもいいですね。

金属イオン封鎖剤(金属洗浄)とは…

金属イオンを不活性にして洗浄効果を高めるもので、無機系イオン封鎖剤と有機系イオン封鎖剤の2種類があります。

普段、私たちが使う水道水には様々な種類の金属がイオンとして含まれており、その種類や量は地域によって違うので一定ではありません。

この金属イオンが多いと洗剤がうまく反応せず泡立ちが悪く洗浄力が下がってしまいます。

どんな水でも泡立ちや洗浄力を下げないようにするために、この金属イオン封鎖剤がジェルボールの洗剤には配合されているのです。

使用方法

使用の際は必ず洗濯物の一番下に入れるようにしてください。

洗濯物の上に入れてしまうと、洗剤の溶け残りが発生しやすくなるためです。

洗濯物量が6.0以下、水量が65L以下であれば1つ入れ、それ以上の量になる時はもう1つ追加で入れるといいでしょう。

※使用の際は説明を読んで正しい量の洗剤を入れるようにしてください。

水に濡れるとフィルムが溶ける仕様で、1分ほどで洗剤成分が広がる仕組みになっています。

ジェルボールのメリット・デメリット

ジェルボールの特徴はわかったけど他と比べると何が便利なの?

他と比べると不便な点は?と思った方も多いのではないでしょうか。

ここからはジェルボールのメリットとデメリットについて見ていきます。

ジェルボールを使ってみたいとお考えの方は必見です!

洗浄力が高い
特徴でもお話しした通りジェルボールは成分ごとに分けて包む3層構造の形をとっているので、洗濯機内で最大効果を発揮できます。

また、液体洗剤は約70%が水と言われるのに対し、ジェルボールは約90%が洗浄成分であることも洗浄力の高さに繋がっています。

時短できる
洗浄力が高い洗剤なのに泡切れがよくすすぎ1回でOKです。

すすぎが1回減るだけでも10~15分早く洗濯が済み、20L以上の水を節約できます。

時短だけでなく節水・節電にもつながるのは家計には嬉しいですね♪

※洗剤を包むフィルムを溶かすのに時間を要すため、お急ぎコースや手洗いコースでは使えません。


手が汚れない
高温多湿以外には比較的強いのもジェルボール良いところです。

測る必要もなく、詰め替えの手間もないので手が汚れることがありません。

洗剤の入れすぎやこぼす心配もないのは安心ですね。


抗菌効果が高い
ジェルボールの洗剤は洗浄力が高いだけでなく抗菌効果も高い物が多いです。

洗濯物を干している際や着用中の抗菌もばっちりなので小さいお子さんがいる家庭では助かりますよね。

しかも、洗濯で使用しているだけで洗濯槽自体のカビ発生を抑えてくれる物もあり、助かること間違いなしです。

このように洗濯だけに留まらずたくさんのメリットがあるジェルボールですが、もちろんデメリットも存在します。

ジェルボールを使うか悩んでいる人の中には、これが悩みの種な方もいるのではないでしょうか?

デメリットと出来そうな対策も載せているので併せてご覧ください。

使用量や方法の調整ができない
「1回の洗濯で1つ入れる」ため、少ない量でこまめに洗濯機を回す家庭ではコスパが悪いことも…。

1回分の洗剤がまとめられているので、部分洗いやつけ置きもできません。

1人暮らしだったりと1回の洗濯物が少ない場合は、ある程度洗濯物をためてから洗濯をするといいでしょう。

また、水量が30~65Lで1つと言われているので、30L以下になりそうなときは液体洗剤を使うなどほかの洗剤と併用するのもいいですね。


暑い場所だと溶ける
ジェルボールの耐熱温度は35℃です。

夏場の窓辺や買い物中の車内などではフィルムが破れ、洗剤が溶けだす可能性があります。

家庭での保管は高温・多湿・直射日光を避け涼しい場所で保管するのが基本です。

専属のケースや密閉できる容器に入れて保管しましょう。


洗濯物の匂いが気になる
間違った方法で洗濯をしたり、干したりしていることで洗濯物が嫌なニオイを発することがあります。

また、洗濯機に汚れやカビが発生している場合もニオイの原因になります。

もしそれらに問題がない場合は、洗剤自体の匂いが苦手なため不快だったり強い匂いに感じてしまっている可能性があります。

どうしても匂いが気になる際は柔軟剤を使ったり、すすぎを2回にすることである程度匂いを抑えられるはずです。

注意点

ジェルボールについて詳しく知っていただけたかと思います。

次は実際に使う際に抑えておきたいポイントをご紹介します。


蛍光増白剤が入っていない製品が少ない
蛍光増白剤が含まれていない製品が全くないわけではありませんが、種類が少ないのが現状です。

なので、ジェルボールを使って淡い色や生成の服を洗うのを避けましょう。

洗うと風合いの変化や色落ちの原因になります。


水に弱い
比較的強度が高いジェルボールですが水に弱く、濡れた手で触るとフィルムが破れてしまいます。

そのため洗濯機に入れる際など、ジェルボールに触れるときは手が濡れてないことを確認しましょう。

この時に手が濡れていると、容器内でジェルボール同士がくっつく原因になります。

まとめ

ジェルボールは簡単に使うことができる上、今までにあった面倒をいくつも減らしてくれる新しいかたちの洗剤です。

洗浄力が高く抗菌作用もある洗剤で衣料品を洗えば風邪が流行る今の時期も安心ですね。

使い方次第では家計の節約にもつながり何かと忙しい私生活を助けてくれます。


粉末洗剤と液体洗剤、ジェルボールにはそれぞれメリット・デメリットがあり一概にどれがいいとは言えません。

用途にによって使い分けるのが一番おすすめの使い方ですね。

ジェルボール洗剤を使うか絶賛お悩み中の方はこれを機に一度使ってみてはいかがでしょうか?

手軽さに助けられ今までの洗剤に戻れなくなる人もいるかもしれませんね。

それではまた次の十兵衛日記をお楽しみに!

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