宅配クリーニング

クリーニングを利用するにあたって知っておいた方がいい事~持って行く前の注意点やお店の選び方~

今回はクリーニング店の選び方や出す前の注意点を中心にお話ししていきます。

いつも両親や奥さんにクリーニングを頼んでいた人や始めてのお店に行く人でも安心して出せるようわかりやすく解説していきます。

知っておくことでトラブル予防にも繋がる内容もありますのでぜひご覧ください。

クリーニング店の選び方

クリーニング店と一口に言っても様々なお店がありどれを選べばいいかわからない人も多いと思います。

しかも最近では宅配クリーニングという新たな選択肢も増えてきました。

ここでは、どこにクリーニングを頼めばいいかわからない人のために、お店選びのポイントについて解説します。

サービス内容の違い

店舗型の場合、〇日はポイント倍や〇曜日はYシャツ割引など店舗によって様々なサービスを展開しています。


他にも定休日も決まっているはずなので自分のライフスタイルや気になるサービスがあるお店を選べるのがいいですね。

その点宅配は24時間365日受付可能なのが便利です。

夜のうちに注文して次の日に取りに来てもらい、待っていれば品物が届くのは、宅配の大きなメリットですね。

ただお問い合わせは休みがあったり、受付時間が決まっているので注意です。

料金や納期などのコスト

スーツクリーニングを例として料金や納期について見ていきましょう。

店舗型は1,000~2,000円程度で、即日仕上げが可能です。

宅配はパック制か単品制かで変わりますが、料金は大体店舗型と同じになります。

納期は運送の都合上即日仕上げができません。

なのでお急ぎの場合は店舗型、クリーニングに出すと高いダウンやコート類をまとめて出したい場合は宅配がおすすめです。

最近では様々な宅配クリーニングも増え、寝具類や革製品を扱うお店も出てきました。

これによって段々と店舗型と宅配クリーニングで出せる品物に差が減ってきたように感じます。

ですが、革製品など高級なものはお店の人と実際に品物を見て状態を確認したいと思う方も多いと思います。

反対に持ち運ぶのが大変な寝具類などは出すのも受け取るのも手間ですよね。

まとめると店舗の種類に関しては、早めに仕上げてほしい方や衣類の状態を実際に品物を見ながら確認したい人には「店舗型」がおすすめです。

忙しくてお店に行く暇がない方や寝具類など持ち運ぶのが大変なものを出したい方は自宅ですべてが完結できる「宅配型」がおすすめとなっています。

クリーニング受付の流れ

いざ、クリーニングに出すといっても店舗型と宅配では、大幅に流れが違います。

なので、ここでは店舗型クリーニングと宅配クリーニングそれぞれの流れについて具体的に見ていきましょう。

店舗型クリーニングの流れ

1.店に持って行く
店舗型のクリーニングに頼むときは自分で品物を持ち込む必要があります。

その際、袋やスーツカバー、ハンガーを使うこともあるかもしれませんが、それらは持って帰るようにしましょう。

また、なるべくスーツカバーやハンガーはお店に持ち込む前に外しておくと受付がスムーズに進みます。

※ハンガーをリサイクルのため回収している場合があるので、詳しくはお店に聞いてみましょう。

もし鞄や袋などに衣類を入れていく場合は、きれいにたたまなくても大丈夫です。

理由としては店員さんが受付で広げて、1点ずつキズやポケットなどをしっかり点検しながらレジ打ちをするためです。


2.店舗でのクリーニング受付

初めて利用することを伝えればお店の人からサービスやシステムについて説明があると思います。

その際、多くのお店では会員になることを勧められると思います。

年会費の有無やサービス内容などを聞いてから判断するといいですね。

また、会員になる・ならない関わらず、料金表やリーフレットを頼めばもらえるので、今後も利用予定があるときはもらっておくといいでしょう。

もし、クリーニングに出す物に気になる点や要望があるときはこのタイミングで伝えるといいでしょう。

具体的には「ここの汚れを落としたい」、「このキズは直るのか」など率直な自分の疑問や要望です。

体調が悪い時、病院では細かく症状を伝えると思いますがああいったイメージです。

受付時にオプションを店員さんが聞いてくれる場合もありますが、もしわからないものがあれば聞いてみましょう。

説明の上で自分の衣類に必要だと思ったらオプションを頼みましょう。

もし自分の要望に合ったオプションがわからなくても大丈夫です。

クリーニングのプロである店員さんが、あなたの希望に沿ったサービスを提供してくれるはずなので、まずは相談してみましょう!

その後は納期などの確認をして支払い(前払いの場合)をすれば終わりとなります。

その際に伝票をもらうと思いますがそれが引換券となるので、引取時まで大事に保管しておきましょう。


3.仕上がった品物を受け取る

受取日になったらできるだけ早く品物を取りにお店に行きましょう。

その際は支払い時にもらった伝票(引換券)と品物入れる袋や鞄、後払いの場合はクリーニング代を持って行きましょう。

伝票をなくした場合は引き取り時、受付にその旨を伝えれば、名前や電話番号から検索して再発行してもらえるので大丈夫です。

品物がスーツ上下くらいであれば持って帰るのも楽ですが、品数が多いときは鞄などを持参すると安心ですね。

袋を無料でつけてくれる場合もありますが、最近ではレジ袋の有料化に伴い、袋を有料化している店舗が多い傾向にあります。

引取の際はしっかりと品物を確認しましょう。

具体的には「取り違えが起きていないか」や「気になっていた汚れはしっかり落ちているか」などです。

仕上がりに納得がいかない場合やキズがついていた場合は、早めにお店に伝えましょう。

店舗で確認出来て伝えられれば一番いいですね。

なぜ、早めがいいかというと再仕上げに関わってくるためです。

再仕上げはお店によって、引取から1週間以内と期限が決まっていたり、袖を通した後は受付不可などの場合があるので注意しましょう。

宅配クリーニングの流れ

1.ネットで注文
宅配クリーニングはスマホやパソコンなどからいつでも簡単に注文ができます。

初めて利用する際は注文時に住所や名前などを入力する必要がああります。

その後、コースを選択して集荷日時や受取希望日を指定するだけで受付は完了になります。

店舗型に比べ納期は長くなりがちで、お急ぎでも最低1週間はかかると思っておいた方がいいでしょう。

配送の都合によっても変わるので台風などで悪天候が続いている時などはもっと時間がかかる可能性もあるので注意が必要です。


2.衣類を発送する


注文が完了すると1~3日程度で自宅に集荷キットが届きます。

クリーニングに出したいものが用意出来たら運送会社に集荷依頼をしましょう。

この時、パック料金制を頼んだのであれば品物が点数通りかを確認しておきましょう。

指定の点数より少なければ損をしてしまいますし、多ければ超過料を払わなければいけないためです。

品物をキットに詰めて運送業者に渡したら発送は完了になります。

発送前にワンポイントアドバイス

宅配クリーニングでは、店舗型クリーニングのように顔を合わせて、品物の状態を見たり話したりすることができません。

その為、自分の要望や品物の現在の状態を伝えづらいです。

もし、落としてほしい汚れや気になる点がある場合は、事前にメールや電話で伝えるかメモを添えて発送するといいでしょう。

3.自宅に届くので開封して確認
受取日になると自宅に品物が届きます。

発送前に連絡を入れてくれるところもあるので、納期が近くなったらメールなどを確認しておくとよいでしょう。

もし、住所変更や仕上がり日に変更希望があるときは早めに連絡して伝えてください。

会社によっては希望日から1週間をきった場合など、ある程度時間が経つと納期変更を受け付けていないところもあります。

受取時間に不在だった時は不在票がポストに入っているはずなので再配達を依頼して確実に受け取りましょう。

宅配クリーニングの多くは配送無料を行っていますが、お届け日に不在で預かり期間が過ぎてしまいクリーニング店に返送された場合の再送には発送料金が発生するので、注意が必要です。

届いた品物は早めに取り出して確認しましょう。

特に装飾部分やボタン、気になっていた汚れは確認を重点的にした方がいいです。

もし仕上がりに納得いかない場合は、無料で再仕上げを行ってくれます。

ただ、時間が経つと受け付けてくれない場合もあるので早めに確認して連絡するのが大事です。

クリーニング前にするべき確認

クリーニングに出す前にできる事、やっておいた方がいい事をお話しします。

これに関してはすべてのクリーニングに言える事なので、ぜひ実践してみてください。

ポケットの中確認

お客様の品物を点検していると多いのがポケットに物が入っていることです。


ありがちなのがハンカチやティッシュ、マスクなどです。

お子様の服であれば小石やお菓子、礼服であれば数珠などが入ったままクリーニングに出されることが多くあります。

買ってから初めてのクリーニングだと共布や予備のボタンが入ったままになっている事も多いので、ジャケットの裏ポケットやスラックスの後ろポケットは要チェックです。

もちろんクリーニング店で受け付けた際や工場で洗う前などに確認はしますが、あらかじめ確認しておくことで在中品の紛失や事故などのトラブルを未然に防ぐことに繋がります。

衣類の状態確認

クリーニングに出す前に自分で汚れや傷の有無を確認しておきましょう。

確認せず出してシミがあった場合、種類によっては料金が発生する処置が必要な為、完全にきれいになるまで対応してくれないことがあります。

他にも、元々キズがあった部分が洗ったことで広がってしまうことも…。

こんなトラブルを防ぐためにも事前に確認しておき、受付の際に伝えてあげるといいですね。

修理してほしい場合やシミを落としたい場合はその旨を相談すると服の状態にあった洗い方や加工を勧めてくれるはずです。

※もしスーツなどを出す場合は必ず上下セットで出しましょう。

片方だけ出した場合クリーニングによって風合いが変わり、上下合わせて着たときにちぐはぐな印象になってしまうことがあります。

加工や修理の注意点

クリーニングでは様々な加工(オプション)や修理を行っています。

ここでは加工や修理について知っておいてほしいことをお話ししていきます。

加工は永久ではない

意外と知られていないのが加工の効果は永久ではないことです。

プリーツなどの加工で成形されているものは乾燥機など熱の影響を受けると、プリーツが甘くなり加工が取れることがあります。

撥水加工も生地の表面に加工剤をコーティングしているため、着用やクリーニングを重ねると効果が減少することがあります。

クリーニング店では様々な加工を行っているので、効果を持続させたい場合は受付時に相談するといいでしょう。

経年劣化は避けられない

経年劣化は避けられないということを憶えておきましょう。

お手入れの仕方や着用の仕方次第で、ある程度遅らせることはできますが、素材ごとに大体の寿命が決まっているため、いつかは劣化してしまいます。

特に顕著なのがポリウレタンや合成皮革の衣類です。

他にもプリントが付いた衣類も経年劣化による変化がわかりやすいです。

プリントTシャツのプリント部分がひび割れていたなんて経験はありませんか?

そんな症状も経年劣化の一種なのです。

素材の状態や種類によっては専門店などで再加工できたりする場合もありますが、修繕費が高くなるため新品を買った方がいい事も多々あります。

経年劣化や具体例については下記の記事で詳しく取り上げているので気になる方はご覧ください。

あなたの服は大丈夫?~身近な素材ポリウレタンの特徴~ ポリウレタンという素材をご存じですか?この素材は様々な形で身近に存在していますが、その中でも一番知られている利用方法は衣類だと思います...

まとめ

さて今回はクリーニングを利用するにあたって知っておいてほしいことをお話ししました。

加工や修理の注意点は意外と知らない方が多い印象です。

素材によっては10年以上持つものもありますが、製造から3年以上経った衣類は素材に関わらず劣化してきていると考えた方がいいでしょう。

また、店舗型と宅配クリーニングでは全くサービス内容が違います。

自分のライフスタイルや品物、お店ごとのサービスに合わせて使い分けていくのもいいかもしれませんね。


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