梅雨

梅雨を快適に過ごすために~普段から出来る豆知識をご紹介~

ジメジメとしていて蒸し暑い梅雨は、普段の生活の中でも何かとトラブルが起きやすい季節です。

食べ物が傷みやすく食中毒が多かったり、汗でべたつくことによって肌荒れが起きたりとどれも厄介なトラブルばかり…。

しかも梅雨時期はカビやニオイなどの衣類トラブルも起きやすいのです。

以前の梅雨の記事では洗濯物の乾燥についてを中心にお話ししましたが、今回は衣類トラブルを防ぐために普段の生活の中で出来る事全般をご紹介します。

洗濯時のポイント

まず注目したいのが洗濯です。

梅雨と言えば部屋干し、部屋干しと言えば生乾き臭と考えがちですが、洗濯物が臭う原因は部屋干しすること自体にはありません。

嫌なニオイは洗濯物の汚れをしっかり落とせていないことが原因です。

汚れが残っていることで、雑菌が繁殖し汚れを餌として食べます。

その際に作られる物質がニオイの元になるのです。

普段の洗濯から汚れをしっかり取り除くためにも「衣類の量水量洗剤の量」を見直すことが大事です。

衣類の量
洗濯時にしっかりと洗濯物が動くよう多少のゆとりをもって回すことが大事です。

洗濯物の量は縦型の洗濯機であれば7分目、ドラム型であればドラムの半分程度の量が適切ですよ。

水量
最近の洗濯機は節水を重視したものが多いため、使う水の量が少ないことが多いです。

なので、洗濯時は少し水の量を増やすのがベスト!

通常の設定よりも1~2段階あげて水が多めになるよう心がけてください。

洗濯機によっては水量の設定が無い物もあるので、その際は「注水」という濯ぎ方を選ぶといいしょう。

注水すすぎとは水を足しながら濯ぐ方法で、水量が増えることで洗剤と汚れを残さずに落とすことができます。

洗剤の量

洗剤の量はしっかりとそれぞれの規定量を守って使いましょう。

少なすぎると汚れが落ちきらないのは勿論、多すぎても良くありません。

規定量より多い洗剤は汚れを包んだまま衣類に残り、雑菌が繁殖する原因やニオイが発生する元になります。

この他にも洗濯が終わったらすぐに取り出して干すのも大事なポイントですよ!

乾燥時のポイント

湿度の高い梅雨はどうしても衣類が乾きにくいもの…。

洗濯物を取り込んだ時、何となく湿っている気がすると感じた事がある人も多いのではないでしょうか?

湿っている物をそのまま収納するとカビの原因になってしまうことがあります。

また、長時間干すことで菌が発生してニオイの原因にもなります。

そういったトラブルを防ぐためにも、洗濯物はできるだけ早く乾かしちゃいましょう。


湿度を下げる

室内干しが増える時期は除湿器やエアコンの除湿機能を使い湿気を取り除くことが大切です。

もし除湿器などが無いときは扇風機を使うのも有効!

その際は首振り機能をONにして全体に風が行き渡るようにすることが大事です。

こうすることで湿気を抑えて乾燥を促すことができます。

浴室乾燥機能があるご家庭はそちらを使うのもおすすめですよ。

洗濯物は昼間に干す
洗濯物を屋外に干す場合は昼間に干すのがおすすめです。

同じ天気の場合、湿度は「昼が低く、夜は高い」となります。

そのため、湿度が高い夜干しはやめておいた方がいいでしょう。

干し方にも工夫を

洗濯物を干す際にもひと工夫凝らしましょう。

ピンチハンガーなどを使う際はアーチ干しがよいでしょう。

アーチ干しとは外側から内側にかけて小さい物を干す干し方の事を言います。

また、大判のタオルなどは干す前にバサバサと振り空気を含ませるようにしましょう。

そして、重なる部分が減るようずらし干しをするといいですね。

これらの干し方では、空気の通り道ができ洗濯物が乾きやすくなります。

また、洗濯物を干す際は10㎝程度間隔を空けることを心掛けましょう。


洗濯物を早く乾かすための方法をもっと知りたい方は、下の記事を参考にしてみてください!

部屋干しでも洗濯物を早く乾かすコツ~乾かない、嫌なニオイそんな悩みとおさらば~ 花粉が落ち着いてきたら今度は梅雨…と外干ししづらい季節が続きます。冬季も外干しには向かないため、こうしてみると洗濯物を屋内で干すタイミ...

洗濯槽や保管場所のポイント

しっかり洗って乾かしたからと言って、保管時に気を抜いてしまうとせっかくの努力が水の泡になることも…。

衣類トラブルを予防するために、洗濯槽内や保管場所の状態もこまめにチェック・清掃を心掛けましょう。

洗濯槽は定期的に槽洗浄を!

洗濯槽の中は掃除をしないと、見えない裏側に洗剤の溶け残りや汚れが膜のようになってへばりついてしまいます。

洗濯をしたのに衣類に黒っぽいワカメのようなものがついているのは、この膜が洗濯によって剥がれ付着してしまったためです。

しかも放置するとカビや臭いの原因にもなってしまいます。

槽洗浄は1,2か月に回程度行うのがおすすめです。

もし「自動おそうじ機能」などを活用している場合は、3、4か月に一度の運転が目安です。

その際は市販の洗濯槽クリーナーなども活用しましょう!

保管場所は湿度とゴミをチェック!
また、衣類の保管場所の代表クローゼットは湿気がたまりやすい傾向にあります。

しかもホコリなどのゴミがたまりやすくカビにとっては絶好の繁殖環境と言えるでしょう。

特に梅雨の時期は湿度が高くなるので、定期的に換気をして隅などにたまったゴミはきれいにしましょう。

また、除湿剤を活用して普段から湿気を溜めないようにするといいですね。

雨の外出時のポイント

衣類トラブルを起こさないためには、そもそも衣類を汚さない工夫も大切です。

特に梅雨時期は傘を差していても、雨によって知らず知らずのうちに服が濡れていたりすることが多いですよね。

濡れたまま放っておくと水シミなどの思わぬトラブルにつながることもあります。

かといって外出先でいつでも着替えたり、すぐさま濡れた部分を乾かすのはとても難しいですよね。


そこで、衣類が濡れるのを防ぐためにレインコートやカッパなどの雨具を活用するのがおすすめです。

また、スプレーをしても大丈夫な衣類や靴には防水・撥水スプレーをしておくのもいいでしょう。

撥水スプレーであれば水だけでなく軽い汚れも弾くことができますよ。

※スプレーは衣類から約20㎝ほど離して、必ず屋外で行うようにしましょう。

また、スプレー直後は効果を発揮しないので、使う際はある程度時間に余裕をもってスプレーしましょう。

他にも素材で湿気対策をすることもできます。

リネンやポリエステルなどが使用されている服は通気性や速乾性に優れているので梅雨の時期にピッタリです。

反対に綿やレザー素材が使われているものはあまり着ない方がよいでしょう。

綿は通気性はいいものの乾きにくい性質があり、レザー素材は濡れることでシミになってしまいます。

まとめ

今回は梅雨時期に気を付けたいポイントやトラブル予防策をご紹介しました。

今までの記事でもお伝えしたことがある物も、いくつかあったかと思います。

その理由としては殆どの内容が年中気を付けたい事・トラブルを起こさないためにできる事なためです。

ただ、梅雨時期は湿度が高い分一年の中でも衣類トラブルが起きやすい季節です。

ぜひこの記事のポイントを活用して衣類トラブルを起こさないまま、梅雨時期を乗り切りましょう!

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