お家洗濯

Tシャツの正しい洗い方を知っていますか?~意外と知らない洗濯のポイント~

皆さんは本日7月20日が何の日か知っていますか?

もちろん様々な記念日がありますが、その中に「Tシャツの日」なんてものもあるのです。

今回は「Tシャツの日」にちなんだ内容をお届けしようと思います。

家庭で洗う時の注意からクリーニングに出すメリットなどを解説しているのでぜひご覧ください!

Tシャツを家で洗う方法

普段から何気なく洗濯しているかもしれませんが、実は寿命を延ばす洗い方があるのをご存じですか?

もちろん普通に洗濯していても問題はありませんが、どうしても生地へのダメージが蓄積していきます。

少し手法を変えるだけで大切なTシャツを長持ちさせることができるので活用してみてください!

ここでは洗濯機を使う方法と手洗いの2種類の方法を解説しますが、洗濯に入る前にやっていただきたい事があります。

家庭での洗濯に関する過去の記事でもお伝えしました…そう、洗濯表示の確認です。

洗濯機を使えるか、手洗いなのか、そもそも水洗いしてもいいのかなど、洗濯表示は細かに取り扱い方を教えてくれます。

細かい洗濯表示の話に関しては下記の記事をご覧ください。

洗濯表示を憶えて正しい洗濯を~記号の意味を詳しく解説~ 皆さんは普段着ている服の洗濯表示を確認することはありますか?実はこの表示ですが、数年前に一新されたのです。以前は22種類だった表示が今...

洗濯機で洗う場合

1.洗濯ネットに入れる
まずは、Tシャツを裏返してから軽く折りたたみ洗濯ネットに入れましょう。

この時、汚れている部分が外側に来るようにするのがコツですよ。

2.洗剤を入れて洗う
洗剤は通常の洗濯で使う洗濯洗剤を規定量入れてください。

コースも通常の洗濯とおなじでOKです。

もし、生地へのダメージが気になる場合は「ドライコース」や「手洗いコース」を選ぶといいでしょう。

脱水は一番弱い力で1分程度を目安にして行ってください。

あまり長く行うと生地がよれる原因になります。

3.通気性の良い所で干す
脱水が終わったらできるだけ早く洗濯機から取り出して干しましょう。

干す前にバサバサと振ってから干すと余計なシワが取れますよ。

一番の理想は平干しすることですが、もちろんハンガーで干してもOKです。

型崩れしないようハンガーと肩口をしっかりそろえて干すのがポイントですよ。

手洗いの場合

さらに生地への負担を減らしたい人は手洗いがおすすめです。

手洗いであれば、洗いの強さ、洗濯時間などをすべて自分で調節することが可能になります。

手洗いの時はヨレや型崩れを防ぐために、おしゃれ着用の中性洗剤で洗うようにしましょう。

1.洗浄液を作る
洗面器などTシャツが入る容器を用意して水を張ります。

その後使用するおしゃれ着洗剤の規定量通り洗剤を入れ、しっかりと混ぜたら洗浄液の準備は完了です。

2.押し洗いする
平たく畳んだTシャツをいれ、押すように洗います。

あらかじめ洗濯液で20分ほどつけおきすると汚れ落ちがいいですよ。

一通り洗った後はきれいな水でよく濯ぎます。

その後、畳んだままネットに入れ、洗濯機で脱水しましょう。

この時も脱水時間は極力短く1分程度にするようにしてください。

脱水が終わったら形を整えながらTシャツを干します。

家で洗濯する時のポイント

Tシャツは裏返しにする
Tシャツは普段使いする衣類ですが、基本的に生地が柔らかく傷みやすいので、表面で洗うと他の衣類との摩擦が起こります。

また、プリントの入ったTシャツはこすれることでプリントの部分がはがれやすくなってしまいます。

Tシャツを傷みから守るためにも、洗濯時は必ず裏返すようにしてくださいね。


洗濯ネットに入れてから洗う
Tシャツを洗濯したときの失敗で多いのが、襟元や袖口、裾などが伸びてしまうことです。

普段使いする衣類なので、つい雑に扱ってしまって、お気に入りなのにパジャマ行きなんてこともあるのではないでしょうか。

素材によってはそこまで気を使わなくても大丈夫ですが、お気に入りのTシャツであれば、型崩れしないように必ずネットに入れましょう。

また、干す時に襟や袖を引っ張らないようにするのも、失敗を防ぐポイントです。


洗い方によって洗剤を使い分ける
洗濯機を使う場合、洗剤は一般的な洗濯洗剤(弱アルカリ性)や中性洗剤でよく、無理におしゃれ着洗剤を用意する必要はない。

ですが、手洗いの場合はヨレや型崩れが起きやすいので、おしゃれ着洗剤を使うようにしましょう。

もし、Tシャツに気になる汚れがついている場合には、あらかじめその部分に洗剤を塗布しておくと汚れ落ちがよくなります。

また、洗濯表示に使用可能と書いていない限り、漂白剤の使用は控えましょう。

特に濃い色やプリントのものは色移りや色落ち、プリント部分の劣化に繋がるので気を付けましょう。


ハンガーは裾から通す


Tシャツは平干しにする方が型崩れなく仕上がりますが、ハンガーを使って干すこともできます。

その際は首回りが伸びてしまわないようにハンガーは衣類の裾から入れましょう。

濡れた衣類はとてもデリケートなので、少しでも引っ張ると生地がヨレるので注意が必要です。

もちろん、乾ききって取り込むときもハンガーは裾から取り外します。

また、干す時に使うハンガーは型崩れしないよう厚めのものを使いましょう。

もし厚めのハンガーがなければ、細いハンガーにタオルを巻いて使用するといいでしょう。


色の濃い物は裏返したまま干す
色の濃いものや、プリントが付いているものは裏返して陰干しするのがおすすめです。

Tシャツの模様やプリントは、紫外線の影響で色あせする場合があります。

裏返しにして干すことで色あせが防げTシャツが長持ちします。

たとえ、天気が悪くても紫外線は降り注いでいるので、裏返して干すことを徹底しましょう。

Tシャツをクリーニングに出すメリット

自宅での洗濯は、洗剤・水温・乾燥方法などの調節が難しいため生地にダメージを与えてしまいがちです。

特に薄く繊細な生地の場合は、すぐにヨレ・型崩れ・縮みが起きてしまいます。

しかし、クリーニング店では素材に合わせた洗剤や洗濯方法で洗うため、生地へのダメージを最小限に抑えることができます。

また、色移り・色落ち・装飾の損傷の心配もないです。

結果、自宅で洗濯するよりもTシャツの寿命を延ばすことに繋がるケースも多いでしょう。

また、追加料金と時間はかかるがロイヤルコースなどさらに丁寧に洗い・仕上げを行ってくれるコースもあるのも特徴です。

特にお気に入りのものやデリケートな素材が使われているものはこういったコースを頼むのもおすすめになっています。

クリーニングに出した方がいい物

一口にTシャツと言っても様々な種類やデザインのものがありますよね。

その中でも特にクリーニングに出すのがおすすめなTシャツが下記ようなものになります。

・生地が薄く伸びやすいもの

・綿麻などの天然素材やシルクなどデリケートな素材のもの

・色落ち・色移りが心配なもの

・特殊プリントなどの装飾があるもの

・「水洗い不可」の表示があるもの

・シミや黄ばみが付いているもの

・ブランド品やお気に入りで長持ちさせたいもの

デリケートな素材のものや装飾が華美なものは家庭で洗うことが難しいですよね。

家庭で洗ってトラブルが起きてからクリーニングに出しても、完璧には戻らないこともあります。

そんな事態を起こさないためには、クリーニングを活用するのがおすすめです。

他にもヨレが気になるTシャツもクリーニングに出すのがおすすめです。

シミやヨレなどは家庭で元通りにするのは難しいですが、クリーニングであればきれいに戻る可能性があります。

もし汚れや型崩れを見つけたときは先送りにせず早めに出すようにしましょう。

Tシャツクリーニングのコスト

Tシャツをクリーニングに出すといっても実際どれくらいのコストなのか気になりますよね…。

そこで次は料金や納期を見ていきましょう。

店舗型と宅配型それぞれについて調べたので自分のライフスタイルに合うクリーニングを見つける参考にしてください。

料金

店舗型クリーニングの場合、350~600円のお店が殆どです。

ただ、オプションをつけたり、繊細な装飾がある場合やTシャツの状態によっては追加料金がかかることもある点に注意が必要です。

ロイヤルコースなどのさらに丁寧に仕上げてくれるコースでは、追加料金が元のクリーニング料金の1.5~2倍になるお店が多いようです。

宅配クリーニングでは、パック制料金であれば1,100円前後の所が多いです。

ただ、パック制料金の特徴として、20点など点数が多いコースになるほど単価が安くなります。

また、Tシャツだけを多く入れるよりは、店舗だと高額になりがちなダウンやコート類と一緒に入れた方がお得になるので参考にしてみてください。

単価制の宅配クリーニングの場合、650~850円の所が多いようです。

宅配クリーニングでは全体的に店舗型よりも料金が高い傾向にあります。

その代わり、お店では有料になりがちな、簡単な修理やシミ抜きなどが無料オプションとしてついていることが多いようです。

納期

店舗型クリーニングであれば2~3日程度が一般的です。

中には即日仕上げが可能なお店もありますよ。

料金同様にオプションをつけたり、繊細な装飾がある場合やTシャツの状態によっては追加で時間がかかることもあります。

宅配クリーニングの場合、配送に時間がかかるため最低でも1週間ほどはかかると思った方がいいでしょう。

ただ、店舗型と違い納期がはっきり決まっているのでオプションや装飾・汚れなどがあっても基本的に納期が遅れることはありません。

クリーニングに出す頻度

Tシャツは1~2回着たらクリーニングに出すのがおすすめです。

自宅で洗濯するたびに生地はダメージを受けています。

特に大切で長く着たいものは着用のたびに出すのがいいでしょう。

自宅での洗濯だけで長持ちさせる場合は優しく手洗い+型崩れに気を付けながら陰干し+スチームアイロンで仕上げるなど非常に手間がかかります。

スーツなどをクリーニングに出す時ほど料金も高くないので、大切なTシャツを長持ちさせたい方はこまめにクリーニングを活用してみてください。

受付不可の場合がある

下記のようなTシャツは店舗型でも宅配型でも受付不可になる可能性があります。

もしくは、預かってもらえても洗えずに返品になることがあるので、出す前にはしっかりチェックすることが必要です。

また、受付不可の基準は店舗ごとによって違いがあるので、利用する予定があるお店のHPなどで予め確認しておくと安心ですね。

洗濯表示で洗い方が確認できない場合
洗濯表示がすべて×だったり、表示がない物は受付不可か返品の可能性が高いです。

海外で作られた物である場合も預かってもらえない事があるようです。

もし、預かってもらえてもトラブルが起きた際「クリーニング保障」の対象外となる可能性が高いので注意が必要です。


キズや劣化が著しい物
プリントの剥離が激しい物や、スレや破れ・穴が目立つものは洗うことで状態が悪化してしまう可能性があるので受付不可な事があります。

お店によってはお客様のご了承があれば洗えるということもあるようですが、劣化が激しい物はお互いのためにもクリーニングを控えた方がいいかもしれません。


ペットの毛や汚物が付いたもの
ペットの毛や汚物が付いているものと他の品物を一緒に洗うことはできません。

その人の衣類だけで洗うことになるので、時間のロスになるし、機械を洗う必要も出てきます。

そのため、預かってくれないお店が多く、預かってもらえても料金が倍額かかる場合があります。

なので、ペットの毛や汚れは予め落としてから出すようにしましょう。

まとめ

今回はTシャツの洗濯についての内容でした。

普段何気なく洗っているTシャツも、正しくお手入れしてあげることでさらに長く着用することができます。

家庭での洗濯方法を見て面倒に感じた方は是非クリーニングを活用してみてください。

Tシャツぐらいで?と思うかもしれませんが、手間を省いて長持ちさせるのに一番有効な方法です。

この記事を読んでクリーニングに出したときの仕上がりが気になった方は、一度お気に入りのTシャツをクリーニングに出してみてはいかがでしょうか。

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