お家洗濯

洗濯ネットを使って上手にお洗濯~正しい使い方で衣類に優しく~

皆さんは普段の洗濯で洗濯ネットを使っていますか?

クリーニングネットとも呼ばれるこのアイテム、実は洗濯による衣類へのダメージを低減させてくれるとっても便利なものなのです。

そこで今回は、そんなすごい洗濯ネットの特徴と正しい使い方についてお教えします!

ネットを使った方がいい理由

そもそも洗濯ネットとは、「洗濯中に衣類が引っかかる引っ張られる絡まるを防止する袋状のネット」のことです。

衣服にキズが付くのを避け、毛玉やホコリ等のごみ付着も防ぐ効果があります。

また、洗濯中の摩擦は毛玉を生む原因で、この時できる毛玉は他の衣類に付きやすいです。

洗濯ネットにはこの毛玉の発生を防ぐ効果があり、衣類をきれいな状態に保つのに欠かせないアイテムとなっています。

また、装飾が多い衣類の洗濯は衣類同士が絡まったりぶつかることで、装飾が外れてしまうことがあります。

この場合もネットを使うことで衣類がある程度固定され、外的な刺激によって装飾が外れるということを防げます。

ネットは複数あった方がいいというのに対して、保管でお悩みの方も大丈夫です。

大きいサイズのネットの中に小さいネットを入れておけば保管も場所をとりません。

ネットの素材は通気性がいい物を使っているので、重なっていてもすぐ乾きますよ。

洗濯ネットの種類

洗濯ネットは大きく分けて以下の3種類のタイプがあります。

・オーソドックスなのがシャツやズボン、タオルなどオールマイティーに使える「平型

・ブラジャーやマスクなど型崩れさせたくない物に向いている「立体型

・シーツや毛布などの大きな洗濯物を洗うのに便利な「円筒型

また最近では女性下着専用の洗濯ネットなど洗濯するものの形にあわせた専用タイプのネットも登場しています。

なので洗濯ネットを購入する時はサイズや形をしっかり確認して、用途に合った最適なものを選ぶようにしましょう。

また、洗濯ネットに取っ手が付いた「バッグ型」もあります。

ネットのまま洗えるうえに、洗濯カゴとして持ち運びもでき、靴下などの細かい洗濯物を洗う時に便利です。

また、洗濯ネットを選ぶときは形だけでなく、大きさや網目もポイントです。

網目の洗いネットほど、ネットによる衣類の保護効果は弱まりますが、衣類の汚れは取れやすくなります。

衣類同士で絡まったり、装飾が剥がれ落ちるのを防ぎたい場合は網目の細かいネットがおすすめです。

また、洗濯ネットのサイズは基本的に衣類がピッタリ入る大きさを選びましょう。

代表的な洗濯ネットのサイズは下記の通りですが、もちろん他にも様々なサイズのものがあります。

・50cm × 35cm:大きいサイズで、セーターやトレーナーなど…

・33cm × 30cm:中くらいのサイズで、Yシャツやブラウスなど…

・20cm × 20cm:小さいサイズで、下着・タイツなど…

洗濯ネットを使うメリット・デメリット

洗濯ネットには様々なメリット・デメリットがあります。

まずはメリットから見ていきましょう。

洗濯ネットを使うメリット

ボタンやファスナーなどの引っ掛かりを防ぐ
洗濯ネットに衣類を入れることで他の衣類にボタンやファスナーが引っかかるのを防ぐことができます。

洗濯機から衣類を取り出したときに衣類のボタンが取れたり、ファスナーが故障してしまうということも無いので安心です。

衣類同士の絡まりや色移りを防ぐ
洗濯ネットに入れることで衣類がある程度固定されるため、衣類同士が絡まりにくくなります。

また、ネット外の衣類と直接触れることもなくなるので、色移りのリスクも軽減されます。

特にジーンズなどは絡まりやすく、色移りもしやすい衣類なので洗濯ネットに入れて洗うことをおすすめします。

衣類の型崩れや劣化を防ぐ
ニットやセーターなどは洗濯をすることで型崩れを起こす可能性があります。

また、衣類同士がこすれる事で劣化を加速させてしまいます。

洗濯ネットに入れて衣類を固定することで型崩れや劣化を防ぎ、綺麗な状態をキープしやすくなります。

ネットを使わずに洗濯するより大切な洋服を長く着られるようになりますよ。

糸くずなどのごみの付着を防ぐ
洗濯機から衣類を出したとき他の服から出てきた糸くずやごみが付着していたなんてことはありませんか。

これら一つ一つを取り除くのは少し面倒ですよね。

洗濯ネット利用することで他の衣類との接触が減り、糸くずなどのごみが付着しにくくなります。

ネットがあれば洗濯機から出るごみも付着しないので助かりますよね。

洗濯ネットのデメリット

洗浄力が低下する
洗濯ネットを使うことで衣類に対して水や洗剤が行き届く量が減ります。

そのため、ネットを使わずに洗濯機で洗った場合、洗浄力が少し低下します。

衣類に気になる汚れがある場合は、外側に汚れが来るように洗濯ネットに入れたり、あらかじめ汚れ部分に洗剤を直接塗布するようにしましょう。

汚れ部分がひどく他にも汚れを移しそうなときは、洗濯をする前に手洗いなどで前洗いをしてある程度汚れを落としておくといいですね。

※洗浄力を上げたいからと言って適量以上の洗剤を入れるのはNGです!

毎回小分けに入れるので手間がかかる
洗濯ネットを用いて洗濯をする場合、衣類を毎回小分けにしてネットに入れたり、取り出したりする作業が必要となり手間がかかります。

忙しいくてネットに入れるのが面倒だと感じている方は、ある程度まとめて大きなネットに入れたり、必要最低限のものだけ洗濯ネットを使用することで手間が軽減することができます。

消耗品なのでコストがかかる
洗濯ネットは使っていくうちに網目が広がったり、擦り切れたりするため、消耗品だと考えてください。

使い続けるうちにネットとしての効果は薄くなるため、定期的な買い替えが必要でコストがかかる点はデメリットと言えるでしょう。

ただ、洗濯ネットは100円ショップなどを始め、簡単に安く手に入れることができます。

また、ネットを使うことで高価な衣類の傷みも防ぐことができるので、積極的に使うことをお勧めします。

洗濯ネットの基本的な使い方

ここまで洗濯ネットの特徴について話してきましたが、「実際どう使ったらいいの?」という方も多いと思います。

そんな方に、ぜひ覚えておいてほしい基礎ポイントをご紹介します。


1枚の洗濯ネットに対し1着が原則
小分けにするのが面倒で、大きめの洗濯ネットに数着まとめて詰め込んでいませんか?

衣類を詰め込みすぎると水や洗剤が十分に行き届かず、汚れ落ちが悪くなってしまいます。

できるだけ、洗濯ネットは1枚につき1着の服を入れるようにしましょう。

色移りを防ぎたい衣類を入れる
濃い色の衣類やジーンズなどを洗いたい時に洗濯ネットは効果を発揮します。

きれいにたたんでサイズの合った洗濯ネットに入れて洗うことで、他の衣類への色移りを防ぐことができます。

装飾が付いた衣類を入れる
ファスナーや紐、飾りがついている衣類を洗う時にも、洗濯ネットを使うのがおすすめです。

装飾部分が取れてしまう事や、他の衣類を傷つけてしまう事を防ぎます。

紐が付いているものは絡んだり、抜けたりしないように蝶結びにしておくのがおすすめ。

また、ファスナーやボタン類はすべて留めた状態で洗濯ネットに入れます。

ビーズやスパンコールなど特に繊細な装飾が付いている場合は、裏返しにするとさらに破損を防ぐことができますよ。

型崩れしやすい衣類を入れる
ニットや薄い生地の衣類、下着などを洗う際も洗濯ネットが役立ちます。

きれいにたたんでピッタリサイズの洗濯ネットに入れて洗濯します。

また、フレーム入りの洗濯ネットは下着を洗濯する時にオススメで、型崩れを防ぎながら優しく洗うことができなすよ。

袖口や襟が外側になるようにする
袖口や襟に限らず汚れの気になる部分が外側になるようにたたんで入れることで、綺麗に洗うことができます。

袖口などが両袖と重ならないようにたたむこともポイントです。

また、特に汚れが気になる部分は直接洗剤を塗布しておいたり、前洗いをしておくといいですね。

乾燥機にかけない
ネットに入れたまま洗濯物を乾燥機にかけることは避けましょう。

重なった部分が完全に乾かず、生乾き臭の原因になります。

また、雑菌も繁殖しやすくなるので注意が必要です。

まとめ

今回は洗濯ネットについてご紹介しました。

使うには少し手間がかかるものの、正しく利用することで洗濯によるダメージを減らし、衣類の寿命を延ばしてくれるとっても便利なアイテムです。

用途によってサイズや網目が異なってくるので、何種類かを1枚ずつ持っているだけで日々の洗濯で助かること間違いなしです。

適切な使用方法をしっかりとおさえて、効果を十分に発揮させながら日々のお洗濯に役立てていきましょう!

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