暦の上では秋でも、近年は残暑が厳しく9月に入っても半袖などの夏服が手放せない日が続きます。
そこで今回は、急な気温の変化が起こっても慌てないように、秋の衣替えのタイミングや注意点などを、くわしく解説していきます。
秋の衣替えの目安
気温の変化が激しい秋の衣替えは、最低気温に注目しましょう。
最低気温が20℃切ったら衣替え開始、18℃を切ったら衣替え完了を目安にしてください。
9月は急に暑くなる日もあるので2~3週間かけて移行することで急な気温変化にも対応できますよ♪
クールビスが終わるのが9月末、制服などの切り替えやウォームビズが始まるのは10月1日が一般的なので、これに合わせて衣替えするのも失敗が少ないのでおすすめです。
もちろん、地域によって最低気温の変動は違うので多少の差はありますが9月中に衣替えを行うのがよいでしょう。
衣替え時のポイント
ここでは衣替え時に注意したいポイントをご紹介します。
前提として、雨の日は湿度が高いため湿気も一緒に閉じ込めてしまいます。
そのため仕舞洗いや衣替えは天気のいい日に行うようにしましょう。
夏服は収納前に仕舞洗い
着た後に洗濯してあっても、衣類は収納前にもう一度洗いましょう。
普通に洗っただけでは、見た目はきれいですが皮脂汚れや汗が残っていることが多いのが現実です。
特に夏服はたくさん汗を吸っているので注意が必要!
汚れが残ったまま収納すると、汚れが酸化して黄ばみの原因に…。
さらに虫やカビの餌にもなるので衣類トラブルが起きる可能性も高まります。
家庭で仕舞洗いをする際は、普段の洗濯にひと手間加えましょう。
例えば漂白剤を使ったり、手洗いをするなどです。
ただ、漂白剤を使う場合は使用可能か確認してください。
また使えたとしても、汚れを落としたいからと必要以上に使うのはNGです。
規定量より多く使っても洗浄力は上がりませんし、生地に溶剤が残って肌トラブルを起こしたり、生地を傷める原因になります。
家庭で洗うのが難しいデリケートな物や汚れがひどいものはまとめてクリーニングに任せるのもおすすめです。
しっかりと衣類を乾燥させる
湿気が残っていることで雑菌が繁殖し臭いやカビが発生してしまいます。
そのため仕舞洗いをした服はしっかりと乾かしましょう。
乾燥の時に注意したいことの一つに日光があります。
夏であれば天気の良い日が多く直接日光を当てて乾かしたいと感じる方も多いかもしれませんが実はこれNG。
直射日光を当てることで衣類の色が変色してしまう可能性があるので、衣類を干す時は風通しの良い場所で陰干しをするのが鉄則です。
室内で干す際も窓辺や日差しの向きに注意してくださいね。
収納する場所や方法にも気を付ける
収納する時は保管場所や方法をしっかりと決めておく事も大事です。
例えば、ワンピースなどの丈の長い衣類であれば、たたむことで跡が付いてしまうので、厚手のハンガーにかけクローゼットなどで保管するのがおすすめ。
ニットなどのたたんで収納するものは、丁寧にたたんで衣類ケースなどに収納します。
衣類を適当にたたんだり、無理やり詰めることで型崩れやシワの原因となるので注意しましょう。
また、収納する袋やケースは中が見える物透明な物がおすすめです。
何を入れたかわかるようにラベルやシールを貼っておくのもいいですね。
収納用アイテムの購入ポイント
収納する袋やケースなどは足りないと感じてから購入するようにしましょう。
目分量で用意することで収納グッズが余った際場所を取ったり、収納スペースがあるからといって余計な物を買ってしまうことも…。
収納スペースにはゆとりを持たせる
先ほども少しお話ししましたが、収納時はある程度余裕をもって詰めるようにしましょう。
詰め込みすぎることでシワが付いて取れなくなったり、圧迫された生地が傷む原因になります。
また、いざほしい服があり探そうとしたときに見つけづらい点も詰め込みすぎの大きなデメリットと言えるでしょう。
防虫剤や除湿剤を有効活用
きれいに洗って収納したからと言って来シーズンまで放置していてはいけません。
保管中も衣類トラブルのリスクは常に潜んでいます。
虫食いやカビの発生を防ぐためにも防虫剤や除湿剤を有効活用しましょう。
使う際はしっかりと説明書を読み正しく使用してくださいね。
その時に期限が切れていないかもチェックするといいでしょう。
他にも保管場所の掃除や換気もこまめに行ってあげてくださいね。
まとめ
秋の衣替えは気温の変動が読みづらく難しく思われがちですが、気温に注目することで安定して行うことができます。
最低気温が20℃以下になったら衣替えを始めるとだけ覚えていればOKです。
大事なのは少しずつ行うことなので、短期間で終わらせる必要はありません
一気に行うのは大変ですし、しまった服を探す手間を考えたら、急いでやり切る必要なんてありませんよね。
休みなどを有効活用しながら、自分の生活に合わせ少しずつ進めていきましょう。