前回はダウンのお手入れや家庭での洗い方についてご紹介しました。
ですが、正直気を使うことや手間がかかる点が多いと感じた方も多かったのではないでしょうか？
そんな時に活躍するのがクリーニング店です。
クリーニングに出せばプロがしっかりと素材や衣類に合った洗い方をしてくれるため、安心して品物を預けられます。
しかし、ダウンなどは専門のクリーニング店などもあるのでどこを選べばいいかわからない方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、ダウンをクリーニングに出す必要性からお店の選び方までしっかりと解説していきますので、ぜひご覧ください！
クリーニングにはいつ出せばいいの？
ダウンの着用期間
軽いのにしっかり暖かいダウン衣類は冬に大活躍です。
地域や天候、ダウン衣類の種類によっても変わりますが、秋終盤の11月から春先の3月くらいまでの約5か月間も着られています。
5か月間も洗わずに着続けると匂いや汚れが気になりますよね。
クリーニングに出すタイミング
ダウン衣類をクリーニングに出す頻度は着用頻度などによって変わります。
着用頻度が多い場合は1シーズンに2回、着用頻度が少ない人はシーズン終わりに1度出すといいでしょう。
2回クリーニングに出す時はシーズン中に1度とシーズンオフに1度を目安にするといいでしょう。
シーズン中に出す際は汚れなどの状況に応じて好きなタイミングで出すといいですね。
その際は洗い替えが必要になるのでクリーニングに出す前に天気や他の上着の状況をよく確認しておきましょう。
また、シーズンオフの際は必ず仕舞洗いをしましょう。
長期保管の前に出すことで保管中の汚れ残りによるカビの発生や嫌なニオイを防ぐことができます。
着用頻度が少なく、目立った汚れが無い場合はシーズン終わりの収納時にクリーニングに出すだけで充分です。
ですが、着用頻度が少ないからとそのまましまうと次のシーズンに着るときカビ・シミだらけになってしまうこともあるので必ずクリーニングに出しましょう。
もちろん気になる方はシーズン中にクリーニングに出すのもいいでしょう。
こんな時もクリーニングへ
カビが発生していた時…
いざ着ようとして出してみたらカビだらけだったなんてことはダウンに限らず衣類トラブルの中では多くあります。
仕舞洗いをしていなかったり、保管場所に湿気がたまっていると起きがちですね。
菌が内部まで浸透してる可能性があるため、カビは拭き取っただけでは取り除けません。
そのためカビが発生した時はクリーニングに出して丸洗いしてもらいましょう。
カビ菌を取り除かないで着用するとアレルギー症状や肺炎、喘息など健康被害を引き起こすことも…。
突発的に汚れが付いた時…
ダウン含めアウターは汚れが付きやすいです。
飲食店や通勤通学の電車の中を始め、雨や雪、泥、化粧品など様々な要因があります。
このような汚れやシミは応急措置として硬く絞ったタオルで拭き取るといいでしょう。
ですがこれはあくまで応急措置、時間がたつとダウン内部の羽毛に浸透してしまい取り除くことができなくなります。
浸透した汚れは変色・臭い・シミ・カビなど様々な悪影響を引き起こす原因にもなるので早めにクリーニングに出して解決しましょう。
臭いが気になる時…
ダウンを長く着ていれば様々なニオイが気になってくると思います。
ダウン衣類は保温性が高い反面、臭いが内部でこもりやすいやすいものです。
着用している自分では気づかなくても周りの人は臭いが気になっているなんてことも…。
陰干しや消臭スプレーは効果がありますが、いずれも一時的なものです。
根本的なニオイの元を除去しなければ改善は期待できません。
クリーニングの丸洗いであれば羽毛内部までしっかりと洗うので臭いの元から除去ができますよ。
ダウンのクリーニング
どんな時にクリーニングに出せばいいかは分かっていただけたかと思います。
シーズン中着るからこそ、なかなかクリーニングに出しづらいですよね。
次はダウンのクリーニングについて細かく見ていこうと思います。
クリーニングが必要な理由
ダウンはデリケートでこまめにお手入れが必要です。
長期間着ていれば臭いや汚れの他にも羽毛のボリュームダウンも起きます。
また寒い時期でも汗はかいているので知らないうちに汗汚れが蓄積しています。
汗や皮脂の汚れは目には見えませんが時間がたつと目立つしみになる上に除去しにくくなります。
このまま放置するとせっかくのダウン衣類が劣化してしまいます。
ダウン衣類をクリーニングに出さないまま仕舞うと他の衣類にも影響が出ます。
例えばカビであれば胞子が他の衣類にも付着することで、保管場所全体にカビが広がる可能性があります。
カビは状態によってはクリーニングで落とせますが、変色して染みつくとプロがいるクリーニング店でも落とすのが非常に困難になります。
最悪、綺麗にしきれずに泣く泣く棄てなければいけないこともあります。
クリーニングにかかるコスト
ダウンのクリーニングは一般のスーツなどに比べて時間も料金もかかります。
また、シーズン前後はクリーニングに出す人が多いのでもう少し時間がかかってしまうことがあります。
ですが、みんながクリーニングに出すシーズン前後はセールやキャンペーンを行っているところも多いです。
時間に余裕がある人はそういったタイミングでクリーニングに出すのもいいでしょう。
クリーニング方法としてはドライクリーニングとウェットクリーニングの2種類があります。
ドライクリーニング
ドライクリーニングは油溶性の汚れに強く、型崩れしにくい洗い方です。
料金はダウン衣類の種類にもよりますが2,000～4,000円程度です。
ダウンのライナーやライトダウンの場合もう少し安い場合もあります。
納期は1～2週間程度かかります。
ウェットクリーニング
一方ウェットクリーニングは水で汚れを落とす方法になります。
薬品を使わないので衣類が傷む心配がありません。
どこのお店でも取り扱っている方法ではありませんが、高級なダウン衣類などの場合はこちらの方法がおすすめです。
ですが、ウェットクリーニングは時間がドライクリーニングよりかかってしまいます。
料金もドライクリーニングに比べると2倍くらいかかるのを念頭に置いておきましょう。
なので、シーズン中の洗いはドライクリーニングで、仕舞洗いにウェットクリーニングをするのがおすすめです。
宅配クリーニングを使う
宅配クリーニングを使えば店舗に持って行くより安く綺麗にすることができる場合があります。
特にパック型の宅配クリーニングであればどんな衣類を何点入れても料金が決まっているのでダウンを複数入れると店舗よりお得になります。
宅配クリーニングであればお店に行き来する手間もないので楽チンですね。
納期の方は最初から決めることができますが、運搬の都合上1週間前後はかかることを憶えておきましょう。
また、ダウンに気になるシミや汚れ、カビがあったときは予め伝えておかないと対応してくれないこともあるので注意が必要です。
そういった際は衣類にメモなどを添付したり、電話やメールで伝えると安心ですね。
ダウンクリーニング専門店などを使う
もし、クリーニングに出そうと思っているダウン衣類がハイブランドや高級ダウンなどの場合は、ダウンクリーニングを専門に行っているお店を利用するのがおすすめです。
ダウン専門店でも宅配クリーニングを行っているところもあるので忙しい人も安心です。
ハイブランドや高級ダウンの多くは水鳥の羽毛を使っているのでドライクリーニングをすると動物性油分が抜け落ち、ダウン特有の暖かさが無くなってしまいます。
専門店舗は信頼できますが料金は一般の店舗や宅配クリーニングよりもお高めです。
目安としては8,000～1万1,000円と、1万円を超えるお店も結構あるようです。
納期も1か月～の所が多く最短でも2週間はかかるようです。
目に見える汚れが殆ど無い場合などは普通の店舗や宅配でも十分対応可能なのでうまく使い分けることが大切です。
ダウンクリーニングにできる加工
また、お店によっては撥水やカビ取り、染み抜きを行っているお店もあります。
これらはオプション扱いで頼む際は料金がかかることが殆どです。
また、加工を付けることでプラスで日数がかかる場合がある点にも注意が必要です。
もし、ダウンに気になる汚れや要望がある際は預けるときに伝えると、適切なクリーニングとかかるコストを教えてくれるはずなので気軽に相談してみてくださいね！
まとめ
ダウン衣類をきれいにしたい時はクリーニングに出すのが一番です。
前回の記事でもお話ししましたが、家庭でダウンを洗うのはリスクがつきものです。
その点プロのいるクリーニング店であれば安心して任せることができます。
忙しくて店に行っている暇がない方やたくさんの品物をまとめて出したい方には、宅配クリーニングもおすすめですよ。
そこで、十兵衛の宅配クリーニングであればパック料金制なので、ダウン衣類を何枚入れていただいても料金は変わりません。
もちろん、カナダグースなどの高級ダウンも取り扱っています。
ダウン衣類をクリーニングに出そうか迷っている方は、ぜひ十兵衛も視野に入れてみてください！
