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夏服におすすめの素材・生地って何?~季節に適した素材で快適に過ごそう~

8月も真ん中で暑い日が続く季節ですが、皆さんはどのような服装でお過ごしでしょうか?

真夏はどれだけ薄着をしていてもすぐに大量に汗をかき、どこにいても熱中症のリスクがあります。

水分補給などを中心に暑さ対策は様々ありますが、実は衣類でも暑さ対策できるって知っていますか?

今回は暑い夏を少しでも快適に過ごすために、夏服におすすめな素材のご紹介をします。

夏服におすすめな素材

ここでは暑い夏に着る服としてよくあげられる素材を5つ挙げています。

特徴から、メリット・デメリット、簡単なお手入れ方法まで載せているので、何を着ていいか迷っている方必見ですよ!

※各素材のポイントの所にある「白丸(◯)」はメリット、「黒丸(●)」はデメリットを示しています。

リネン(麻)

上品な印象を持ち、軽い手触りが特徴的な生地です。

亜麻科の植物から作られて天然素材で「速乾性・吸水性・吸湿性」に優れています。

抜群の通気性を誇っているだけでなく耐久性も高いため寝具にもよく用いられています。

汗をかいてもすぐ乾く
通気性が非常に高いのですぐに乾くという特徴を持っています。

そのため、着用中に汗をかいてもい服が体に張り付くということが無くストレスフリーであることも魅力の一つです。

洗濯・乾燥が楽チン
リネンは速乾性に優れており、すぐに乾く点も魅力です。

また、リネン生地の衣服は元々多少のシワ感がある事が特徴で、多少のシワであればアイロンがけも必要ありません。

長く着続けられる
リネンは耐久性に優れている生地である為、他の生地に比べて長く着続けられます。

さらに風合が落ちることも無いので、着ればれば着るほど味が出てくる点も嬉しいですよね。

置きっぱなしだとシワシワになる
リネンはシワが付きやすいため、たたまずに置きっぱなしにしたり、脱水しすぎるとシワシワになる可能性があります。

脱水時間には注意して、すぐにしわを伸ばして干すようにしましょう。

シーンによってはTPOに合わない
リネンはカジュアルな雰囲気を持つ生地のため、フォーマルなシーンの場合はTPOに合わないことが多々あります。

<お手入れ方法>
リネン生地の衣服は基本的に洗濯機で洗濯をすることができます。

しかし洗濯中に縮んだり色移りしたりする恐れがあるため、必ず洗濯ネットに入れましょう。

装飾が付いている物や繊維や縫製が繊細なリネン生地の衣服の場合は手洗いがおすすめです。

コットン(綿)

吸水性に優れた肌触りの良い生地で通気性もいいので夏の定番素材ともいえるでしょう。

優しい天然素材である為、肌・汗トラブルの心配もなく、子供服や肌着にもよく使われています。

洗濯・乾燥がしやすい
コットンは水に強いことが特徴で自宅の洗濯機で簡単に洗濯することができます。

また耐熱性にも優れているのでアイロンがけも比較的簡単に行うことができます。

年中着用できる
コットン生地の服は「夏は涼しく、冬は暖かい」と言われています。

そのため年中通して快適に着ることができるのは嬉しい点ですね。

小さな子供でも安心して着用できる
肌に優しい天然素材である為刺激が少ないです。

そのため敏感肌や大量に汗をかく子供でも安心して着ることができます。

縮みやすくシワになりやすい
コットンをはじめとした天然素材は洗濯により縮みやすくシワになりやすいことが難点…。

縮みやシワを防ぐためには乾燥方法の工夫が必要です。

速乾性には優れていない
速乾性は優れていないので乾くまでに時間がかかってしまいます。

梅雨時期などの高温多湿の日は雑菌の繁殖もしやすいので乾燥には一工夫が必要になることも…。

<お手入れ方法>
コットン生地の衣服も洗濯機で洗濯することが可能です。

しかし前述の通り縮みやすい・シワになりやすい・乾きにくいことが特徴なため脱水後はなるべくスムーズに取り出して他の衣服と間隔を開けながら干すなど工夫しましょう。

ポリエステル

石油を原料として作られた合成繊維の一種で、天然素材にはないツヤ感を持っています。

伸縮性も良く、脱着しやすいのでスポーツウェアなどにもよく用いられている素材です。

型崩れや色落ちがほとんどない
ポリエステルは繊維から丈夫であるため洗濯機での洗濯で縮んだり色落ちすることが殆どありません。

またシワにもなりにくく、たとえシワができても比較的簡単にアイロンがけ出来る点も魅力です。

汗をかいてもすぐに乾く
ポリエステル生地の衣服は速乾性に優れているため、着用時の汗もすぐに乾きます。

そのためベタつくことも無く、スポーツウェアやユニフォームなどでも多く採用されています。

汚れやすい
ポリエステルは臭いや汚れを吸着しやすい傾向にあります。

衣服の汚れ自体は洗濯で落とすことが可能ですが、他の衣服に汚れを移さないよう注意しましょう。

<お手入れ方法>
ポリエステル生地の衣服は自宅の洗濯機で簡単に洗濯することが可能です。

速乾性にも優れているため、夏はベランダに1~2時間干すだけですぐ乾かすことができます。

しかし、前述の通り汚れている場合は、他の生地の衣服に汚れが移ってしまわないよう洗濯ネットに入れるなどの対策は必要です。

リヨセル

リヨセルはユーカリを原料とした再生繊維で、柔らかなツヤ感のある生地です。

シルクに似た光沢感を持っており、女性人気が高く女性用衣類によく用いられています。

汗や湿気を吸収しやすい
リヨセル生地の衣服は速乾性と吸湿性に優れていることが特徴です。

運動中や睡眠時の汗・湿気を吸収してくれるため不快感無く着用できます。

上品・おしゃれな雰囲気を出せる
ツヤ感の特徴的なリヨセルは高級感があり、おしゃれ着としても人気です。

暑さ対策をしながらワンランク上のおしゃれも演出できる点は女性にとって大きなメリットとなるでしょう。

●シワになりやすい…
リヨセルは柔らかなツヤ感がある一方でシワになりやすいことが難点です。

そのため洗濯などのお手入れで気を使わないといけないのでやや大変かも…。

<お手入れ方法>
リヨセル生地の衣服はシワになりやすいため、なるべく手洗いすることが大切です。

また洗濯機にかける場合は必ず洗濯ネットに入れて、脱水後はすぐに取り出しシワをある程度整えてから干しましょう。

レーヨン

レーヨンは滑らかな質感で絹のような風合いが特徴的な生地です。

天然植物を原料としているのでこちらも再生繊維の一種になります。

軽い着心地やツヤ感はリヨセルとやや似ているものの、吸水性・消臭効果も高く、機能性により優れてると言えるでしょう。

汗や湿気を吸収してくれる
レーヨンもリヨセルと同様汗や湿気を吸収しやすいというメリットがあります。

汗をかいてもベタつくことが無く、いつまでも快適な着心地で過ごせます。

汗の匂いを吸収してくれる
レーヨンは消臭効果が特に高いことも魅力です。

汗をたくさんかいても汗のにおいの成分を中和してくれるので、嫌なニオイを抑えられます。

デリケートなため定期的なお手入れが必要
レーヨンは酸性に弱い・縮みやすいなど、ややデリケートな面を持つため定期的に優しくお手入れをしなければなりません。

人によっては取り扱いを面倒だと感じるかも…。

<お手入れ方法>
レーヨンの混率が高い衣服の場合、洗濯機で洗濯すると縮む恐れがあるため、手洗いがおすすめです。

また、レーヨンはデリケートな生地である為、食べ物などが付着してしまった場合はすぐに水やぬるま湯で洗い流してください。

夏におすすめな素材の機能早見表

野外で活動する際や汗をかきやすい人はポリエステル、夏の通勤ではリヨセルやレーヨンなど、種類や雰囲気が素材ごとに違うためTPOにあった服装を選ぶことができますよ。

繊維や素材についてもっと詳しく知りたい方は過去の記事をチェックしてみてください!

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まとめ

今回は涼しく夏服にぴったりな素材についてご紹介しました。

速乾性に優れている化学繊維だけでなく、天然繊維でも過ごしやすいものがあるので肌触りなどが気になる人でも安心ですね。

夏は汗や日光で肌トラブルが起きやすいので、お洋服の素材にもこだわってトラブルを予防していきましょう。

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