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スマホに依存していませんか〜心身への影響と奪われる時間〜 

依存しているかもしれないという自覚はあるものの、今日もついスマホに手が伸びてしまう…画面を見すぎて心も身体も疲れていませんか?

スマホが私たちに与える影響は大きく…

スマホとの付き合い方を見直すことで、大切なものが見えてくるかもしれません。

自覚はあるけれどやめられない…

”ついスマホに手が伸びてしまう”それがやめられないのはなぜでしょうか?

手元のスマホを開けば、多くの情報が溢れています。

それらを繰り返し見てきた私たちの脳は「スマホを開くと楽しい情報が得られる」と学習していくのだそう。

これが進むと、脳の無意識的な働きDMN(ぼーっとしている時や特に何も考えていない時に活性化する脳内のネットワーク)により、知らず知らずのうちにスマホを手に取るという行動が起こるようになります。

待ち時間や何かひと区切りついた時など、スキマ時間と言われるタイミングでなんとなくスマホを手に取ってしまうのは、この脳の仕組みによるものだったのです。

DMN:デフォルト・モード・ネットワーク

やめられない状態から抜け出せる?

脳は仕組み上、一度習慣化してしまうと抜け出すことが難しく、そこから抜け出すには「今日も無意識にスマホに手が伸びてしまっていた…」という”気付き”が大切です。

それは、気付く→行動する→やめられるという流れにつながり…

脳の無意識的な働きDMNは今、「スマホに手が伸びる」という方に記憶化されていますが、逆に「スマホに触れない時間を持つ」と記憶化させることもできるのです。

例えば、寝る2時間前はスマホに触らない、電車に乗っている間はスマホに触らない、仕事中や勉強中、食事中はスマホを触らないなど。

自分で具体的に決め、繰り返しそう行動することで、そこへ無意識的に向かっていけるようになるのです。

何ごとも”習慣が大事”と言われていますが、習慣化して記憶を塗り替えることがカギになりそうです。

スマホ依存による心身への影響

スマホ画面ををダラダラと見過ぎてぐったり…「なんだか疲れたな…」ということはありませんか?

スマホを長時間使用することは、心身や日々の生活に悪影響を与えると言われています。

身体的な症状としては、スマートフォン症候群と称される、肩こりや首のこり、腱鞘炎、視力低下、ドライアイ、脳疲労などがあり、それらの影響で頭痛、不眠、めまい、吐き気などが起こることもあります。

また、精神的な症状としては、スマホに依存してしまうことによってうつ病に似た症状を引き起こすこともあり、それはスマホによる継続的な脳への刺激がひとつの原因と考えられています。

スマホ長い時間眺めていると、休む暇なく次々に入ってくる情報を処理し続ける脳は疲弊してしまい…イライラ・不安感が増し、感情が不安定な状態となります。

情報過多による脳疲労は記憶力や集中力の低下にもつながってしまうので注意が必要です。

就寝前のスマホ、やっていませんか?

就寝前のスマホはよくないと耳にしていても、一日の終わりにスマホを眺めながら寝ることが日課になっていませんか?

私たちにとって睡眠は心身ともに疲労を回復させるためにとても大切。

睡眠を取ると頭もスッキリし身体も軽く感じられますが、これは質の良い睡眠が得られ、身体がきちんとリセットされた時です。

「寝たのにスッキリしない、朝からだるい…」

スマホがその原因のひとつかもしれません。

眠る直前まで見ていた画面からはブルーライトという青色光が発せられています。

目に良くないというイメージを持っている方は多いと思いますが、睡眠にも影響してくるのです。

メラトニンというホルモンが分泌されることで、眠る準備に入る私たちの身体。

就寝中は、睡眠のリズムの中で深い睡眠が得られるほど、体内の修復や回復を促す成長ホルモンが多く分泌されます。

脳も休まり、自律神経の働きが整うため、ストレスからの回復や耐性も向上するのですが…

目から入ったブルーライトは、その刺激でメラトニンの分泌を抑え、寝付きが悪くなる、眠りが浅いなどの睡眠トラブルを起こします。

これが進み、睡眠障害となってしまう前に対策できるといいですね。

理想は就寝2時間前から!

今日から、”就寝前スマホ”をやめてみませんか。

奪われるのは大切な時間と意識しよう

振り返った時に充実した時間だったと思えるのはどんな時ですか?

ふと、これまでスマホを手にして十数年、どれだけスマホを眺める時間に使ってきたのだろう…と考えました。

なんとなくネットニュースをだらだら見る。

SNSを眺めに行く。

気分が落ちている時に開くと、不思議とその時の気持ちに沿うものが流れてきて共感できたり、知らない誰かの投稿で前向きな気持ちになれることも。

SNSがなかったらこのやり場のない気持ちをどう消化していたか…とも思います。

SNSに助けられたことがある!きっとそんな方も多いはずです。

しかし、見始めると止まらないほどの情報で溢れていているそれらを目的なく、だらだらと見ることの方が多く…

充実とは言えない時間だけが過ぎてしまったのかもしれないと、今更ながら思います。

そこに費やした時間、きっとそれが”スマホによって奪われる時間”と言われているものなのだと実感。

夢中になってしまうSNSやゲーム、ネットニュースなどを否定しているのではなく、問題はそこに費やす時間です。

必要以上に見続けてしまうことで、大切な時間が奪われているかもしれないことに気付けることが一歩目。

自分にとって大切な時間が何かを考えてみることがその次の一歩です。

ルールを決めて適度に使用するなど、スマホとうまく付き合っていけるといいですね。

スマホから離れることで得られるのもの

・ゆっくり考える時間
・会話の時間
・自分を磨く(豊かな体験・学習)時間
・脳を休ませリセットする時間
・快適な睡眠

少し画面から離れる時間を持つことで、失っていたことや景色に気付くことができるかもしれません。

それは心に余裕を持つことにもつながっていくはずです。

まとめ

ふとした時スマホに手が伸びていることへの”気付き”が、生活を変えるきっかけとなります。

そこに費やした膨大な時間は戻りません。

そして心身の不調も、スマホを長時間使用することによって起こっているものかもしれません。

スマホとの付き合い方を見直して、画面からは得られない大切な時間を持ちませんか。 

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