本日8月10日は語呂合わせで「ハット(帽子)の日」です。
暑い日が続く中、熱中症対策として帽子を活用されている方も多いかと思います。
その帽子お洗濯はしっかりしていますか?
家庭で洗えるのかわからない、お店に頼んでいいのかわからないため、中々お洗濯できてない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は帽子クリーニングについてご紹介します。
帽子クリーニングの必要性
帽子は頭の形に合わせて立体的に造られているため、型崩れしやすく家庭での洗濯は難しいアイテムです。
特に洗濯のことまで考えて作られた帽子は少なく、洗濯表示には「水洗い不可」のマークがついているものも多く見受けられます。
家庭で無理に洗うことで縮みやヨレなどの衣類トラブルにつながるため、綺麗に仕上げたい人はクリーニングに任せるのがいいでしょう。
帽子のクリーニングはあまり馴染みがないかもしれませんが、多くのクリーニング店で扱っているうえに、帽子専門のクリーニング店もあります。
汗や化粧品の汚れ、黄ばみやシミ、気になる臭いなどがある場合はクリーニングに一度任せてみてください。
クリーニングに出した方がいいもの
帽子はクリーニングで預かってもらえるとはいえ、すべての帽子を出す必要はありません。
では、どんな帽子をクリーニングに出した方がいいのか確認しましょう。
水洗い不可の物…
帽子の裏側などについているタグを見たときに、「水洗い不可マーク」がついていたり、その旨の記載があったときはクリーニングに任せるようにしましょう。
帽子はスウェードなどデリケートな素材が使われているものは勿論、使われていなくても水洗い不可の物が多いので注意が必要です。
長く使いたいもの…
長く使いたいお気に入りの帽子や高価で雰囲気をできるだけ損ねたくない場合はクリーニングに任せるのがいいでしょう。
プロに任せることで、家庭で洗うよりもきれいで、生地への負担を抑えることができます。
クリーニングに出す頻度
極端に汚れていれば洗おうと思いますが、そうでない時はどれくらいの頻度で洗うのがいいか疑問な方も多いでしょう。
理想はワンシーズンに1回ですが、もちろん絶対というわけではありません。
汚れやニオイが気になる時などは後回しにせずそのタイミングで早めに出すようにしましょう。
クリーニング頻度を減らしたい方は、日頃のお手入れをしっかりすることが大切です。
「かぶった後は風通しのいい場所で干す」、「汗をかいた日は硬く絞った濡れタオルで内側を拭き取る」この2点を行うようにしてください。
ニオイのケアとして消臭スプレーなどを用いるのも効果的です。
汗の対策をしっかりしておくことで、黄ばみやニオイの発生を防ぐことができるのでぜひ試してみてください。
帽子クリーニングのコスト
帽子をクリーニングに出した方がいいのはわかったけど、料金や納期がどれくらいかかるか心配な方も多いと思います。
そんな方のために次は帽子クリーニングにかかるコストをご説明します。
料金
帽子クリーニングは1点500~1500円とお店によって料金に差があります。
ただこの料金はキャップやニット帽なので、違う形の物や特殊な素材が使われているものは追加料金がかかることがあるので気になる方は行きつけのお店などに確認してみるといいでしょう。
特に正装のシルクハットや本物の毛皮が付いたものは高い傾向にあり、取り扱っているお店も少ないので要チェックです。
また、「汗などで変色したから麦わら帽子をクリーニングに出したい」なんて方といらっしゃるかと思います。
実は麦わら帽子もクリーニングで取り扱っている事があるんです。
ただすべてのクリーニングが対応しているわけではなく、料金も1,500~4,000円と高額なので、相当なことが無い限り麦わら帽子は買い替えた方が安く済む場合が多いです。
納期
キャップやニット帽であれば即日仕上げをしてくれるところもありますが、基本1週間を目安にしておくといいでしょう。
料金同様に形や素材によってはさらに時間がかかることがあります。
また、専門性が要求されるものや、依頼したお店が外部の工場などに委託する場合は1か月程度かかることもあるので受付時は納期について確認しておくと安心ですね。
オプション
シミ抜き
帽子についてしまったシミや黄ばみ、メイク用品の汚れはシミ抜きして落としてもらいましょう。
しみ抜きを頼む際は予めシミの原因と部分を把握して受付時に伝えるといいでしょう。
また依頼前に写真を撮っておくのもおすすめです。
そうすることで返却された際にしっかりシミが落ちているか確認することができますよ。
汗抜き
汗抜きとはドライクリーニングだけでは落とせない、汗などの水溶性の汚れを落とすための手法になります。
帽子に汗などの汚れが残った状態では、それを餌として菌が繁殖し不快なニオイやカビが発生します。
そのため夏などの暑い時期に着用していた帽子につけた方がいい加工です。
お店によってWクリーニングや汗抜きドライなど呼び方や手法が違うので気になる場合はお店に確認しておきましょう。
撥水加工
撥水加工は、クリーニングの仕上げで特殊な樹脂を表面にコーティングし水を弾く加工になります。
水分だけでなく軽い汚れも防げるので、汚れやすい子供用の帽子やスポーツで使う帽子におすすめです。
帽子を家庭で洗う方法
原則としてクリーニングに出すのがおすすめですが、「手洗い可」の洗濯表示が付いたものなら家庭で洗うことができます。
「おしゃれ着用中性洗剤・洗面器・ザル・タオル」を用意して下記の手順で汚れを落としていきましょう。
1.洗面器にぬるま湯を張り、洗剤を溶かす
2.帽子を入れて押し洗い
3.何度か水を変えながら、泡が出なくなるまでよく濯ぐ
4.タオルで帽子を包み込み水気を取る
5.ザルに帽子をかぶせて陰干し
ぬるま湯の温度は30℃前後が目安で、使う洗剤は帽子へのダメージを減らすため、刺激の少ないおしゃれ着用中性洗剤を使います。
脱水は水分をタオルに移し取るようにして行うのがポイントですよ。
出来るだけ帽子に負担がかからないよう、どの手順も優しい力加減で行いましょう。
まとめ
帽子をクリーニングで扱っているという事実を初めて知った方も多いのではないでしょうか。
クリーニングに出すと料金が少しお高めに感じるかもしれませんが、家庭で洗った時のように失敗したり、トラブルが起きる可能性が低いです。
特に夏の時期は家族みんなで出かけたり、屋外でのイベントに行くことで帽子の活躍する機会も多いと思います。
手始めに家庭にある帽子をクリーニングに出してみませんか?